みなさん、こんにちは。
長野県の松本・塩尻エリアを中心に活動しております、訪問美容よつ葉です。
青葉が目にまぶしい、過ごしやすい季節になりましたね。
今日は、先日施設に入居されているお客様の元へ、出張美容にお伺いしたときのお話を少しだけさせてください。
ベッドの上でこぼされた、お客様の切実な本音
そのお客様は、数年前からベッドの上での生活を送られています。
現在は車椅子に乗ることも難しく、なかなか外の空気を吸いに出かける機会もありません。
お身体にご負担のないよう、細心の注意を払いながらベッドの上でカットを進めていたときのことです。お客様が、ぽつりとこう呟かれました。
「本当はね、外に出ていろんなところに行きたいの。いろんなものを食べたり、いろんな景色を見たりしたいな……」
その言葉は、とても静かで、でも本当に切実な、お客様の心からの本音でした。
普段、ご自身の自由にならないお身体と向き合いながら、ずっと心の中にしまわれていた想いなのだと思います。ハサミを握りながら、その言葉が胸に深く染み込んできました。
訪問美容師に求められること
訪問美容師の仕事は、単に髪を綺麗にカットすることだけではありません。
その方の「想い」をそのまま受け止め、心にそっと寄り添うこと。それこそが、本当に求められている役割なのだと改めて実感しました。
また、これはご本人様に限ったことではありません。
日々の介護の中で、誰にも吐き出せない不安や葛藤を抱えていらっしゃるご家族様もたくさんいます。そんなご家族様の気持ちをお聞きし、少しでも心の荷物を軽くするお手伝いをすることも、私たちのとても大切な仕事です。
技術だけでなく、気持ちを晴れやかに
もちろん、プロとしての技術を磨くことは大前提です。
でもそれ以上に、「その方の気持ちを理解して、少しでも心を晴れやかに、前向きにするお手伝いがしたい」。私はそんな想いを何よりも大切にしています。
髪がすっきりしたあとに見せてくださる、お客様のパッと明るい笑顔。
その笑顔のために、これからもお一人おひとりの心に寄り添いながら、丁寧にお仕事を続けてまいります。
お部屋の広さや、お身体の状態に関わらず、気になることがあればどうぞいつでもお気軽にご相談くださいね。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
